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α世代とは?その特徴とマーケティングのポイントを解説

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Z世代のネクストジェネレーションとして新たに注目を集めている「α世代」。
2025年には全世界で20億人に達すると言われており、今後のビジネスにおいて大きな影響力を持っています。
そこで今回は、そんなα世代の特徴やマーケティングのポイントについて、詳しく解説していきます。

α世代とは

α世代とは、2010年から2024年頃までに生まれた世代のことを指します。α世代(Generaion α)という言葉は、2005年にオーストラリアのコンサルタント「マーク・マクリンドル氏」が提唱しました。同氏は、α世代が2025年には全世界で20億人に達する歴史上最大の世代となる可能性を公言しています。

α世代はミレニアル世代(1980-1995年ごろに生まれた世代)の子供にあたる世代であり、2024年時点で乳幼児〜中学生が該当します。
生まれた時からスマートフォンやタブレットのデジタル機器に触れる機会があったり、SNSやオンラインゲームを利用したり、新型コロナウイルスの影響を受けてオンライン授業を経験するなど、常にデジタルに囲まれた環境で過ごしてきています。今までの世代と比べてもインターネットやテクノロジーに対する適応性もあることから、デジタルネイティブとも呼ばれています。

α世代とZ世代の違い

Z世代とはα世代の1つ前の世代のことで、1997年〜2010年頃に生まれた世代です。2024年時点だと、中高生〜20代半ばくらいの年齢です。
α世代と同じく、子供の頃からインターネットやデジタルが身近にあった世代のため、デジタル化に対しての抵抗がなく、スマートフォンやSNSも当たり前のように使っています。

ただα世代とZ世代の大きな違いは、親世代にデジタルやインターネットに対しての抵抗があるかないかということです。
Z世代の親は、ミレニアル世代よりさらに上の世代で、デジタル化やインターネットが発展途上だったことから、デジタルやインターネットに対して抵抗がある人が多く存在します。一方で、α世代の親はデジタルやインターネットの発展とともに成長してきた世代なので抵抗が少なく、リテラシーも高い傾向にあります。そのため、子供に対しても幼い頃からデジタルやインターネットに触れさせる機会を多く持っていたり、デジタル教育を積極的に取り入れたりしているので、α世代はZ世代よりもデジタルネイティブな世代だと言えるでしょう。

α世代の特徴

次にα世代の主な3つの特徴について解説します。

デジタルネイティブ

先述の通り、α世代は「デジタルネイティブ」と呼ばれる世代で、幼少期から身近にスマートフォンやタブレットといったデジタルに触れて生活を送ってきています。LINEや X(
旧Twitter)、InstagramといったSNSはもちろん、オンラインゲームをする子供も多く、友達とのコミュニケーションツールとして活用されています。
また、α世代は新型コロナウイルスの影響を受けてオンライン授業になったり、新たな授業としてプログラミング教育が必修となったりと、デジタルに対してのリテラシーが高い傾向にあります。

タイムパフォーマンス

α世代は、タイムパフォーマンス(かけた時間に対する成果や得られた価値)を重視する世代です。よくあるのが、YouTubeなどの動画を倍速で再生したり、本編ではなく内容が簡潔にまとめられた動画を視聴するといった方法です。α世代は、いかに自分の時間を無駄にすることなく、効率的に価値を得るかという意識を持つ人が多い世代です。

▼参考:「コスパ」より「タイパ」の時代ー価値観の変化に対応できるマーケティングとは?ー

ダイバーシティ

α世代は、インターネットやSNSを通じて日本だけでなく世界の文化や価値観を受け入れる思考をもった人が多くいます。その背景には、LGBTQといった性的マイノリティとする人の情報に触れる機会があったり、昔に比べて人種・国境を超えて様々な場所で生活する人が増えていることなどが挙げられます。

α世代向けのマーケティングポイント

次にα世代向けのマーケティングポイントについて3つご紹介します。

タイムパフォーマンスを重視した施策

先述の通り、α世代はタイムパフォーマンスに対する意識が高い世代です。そのため、今ビジネスで多く語られている「コストパフォーマンス」よりも、限られた時間の中で効率的かつ的確に情報を入手できたり、価値のある経験ができるということを重視した「タイムパフォーマンス」を意識した施策を考えるようにしましょう。

SNSの活用

α世代は、YouTube・TikTok・Instagram・X(旧Twitter)・LINEを日常的に使っている世代です。そのため、SNSを活用したマーケティングは欠かせない施策の1つと言えます。各々の特徴を理解した上で、自社の商品やサービスにマッチしたSNSを活用していくと良いでしょう。

ただSNSも日々進化を続けており、いつ新たなプラットフォームが生まれるかも分かりません。マーケターはα世代が感心を持つであろうサービスやアプリ情報をすぐにキャッチアップできるように、常にアンテナを張っておくようにしましょう。

▼参考:【今さら聞けない基礎知識】SNS広告とは?メリットや各SNSの特徴、成功の秘訣を解説

「モノ」より経験と興味を

デジタル環境の中で育ったα世代は、「モノ」より経験と興味を重視しています。例えば、動画配信サービスやオンラインゲーム、VR空間やメタバースといった現物として存在しなくても、多くの経験や価値を得ることが可能なものに惹かれる傾向にあります。そのため「モノ」に固執することなく、様々な多様性を秘めた新たな体験・独創的なサービスを提供することがα世代にとって効果的と言えるでしょう。

まとめ

α世代の特徴やマーケティングのポイントについて解説しました。
α世代は、今後ビジネスに大きな影響を与える重要な世代です。しっかりとその特徴を捉えて、適切なマーケティング施策を行うことが重要となります。中でもSNSマーケティングはα世代にとって必要不可欠な施策であるため、早めに対策するのがおすすめです。

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